M’s PT Conditioning

「ちょっと整理」


みなさん、こんにちは。

前回のブログでは、何だか最後は暗い感じの内容になってしまいましたので、少し考えの
プロセスを整理しておきましょう。

前回の内容を基準にしてみます。

OA(変形性膝関節症)でよくある症状で考えを進めてみましょう。

階段の降りるときの膝の疼痛の訴えが多いのではないでしょうか?
(この時点で、すでに大作の予感がしていますので、心しておいてください。)

この階段を降りるときの運動の特徴としては、右足を下ろす時には、基本的に左足で自分の体重を
支えなくてはなりませんし、反対に左足を着くときには、膝伸展の肢位から屈曲位の状態になります。
さらに難しいのは、一旦重心を前方に持って行ったあとに重心を後方へ移動させ、さらに前方へ
移動させてから反体側の下肢を下ろすという作業となります。

さてこのときの膝の疼痛にはどの様な原因が考えられるのでしょうか?
確かに、人それぞれなので難しいので、考えら得る可能性への思考回路としましょうか。

考えられる疼痛の原因の個所として、まず分けておかなければならないのが、

“PF(膝蓋大腿関節)なのか?FT(いわゆる膝関節)なのか?”です。

このPFからの疼痛は意外に多いものです。
また、関節由来のものなのか?軟部組織由来のものなのか?の判別も大切です。

まず把握しておくべきものとしては、これではないでしょうか。

ところが、最近では体幹やコアといった概念が浸透してきているおかげで?
なかなかこういった基本的な考えのプロセスの組み立てが出来ていない気がします。

どういうことかと言いますと、膝の疼痛や上手く力が入らないといった原因から、
体幹動揺と言いますか、不安定感がでると、最初に体幹、コアexから手をつけます。
この思考回路は、ある動作に先立ち体幹のコアといわれる深層筋が活動するということからきています。

ですが、これを行ったからといって、この体幹の不安定感が改善するとは限りません。
なぜなら、膝の機能不全が体幹の不安定感を引き起こすのであれば、あくまでも膝の機能を改善
させなければならないのは、自明ではないでしょうか?
ところが、最近では「全身を診ましょう!!」ということがよく言われるので、
まずはどの様な症例でも体幹からアプローチするケースが多いように感じます。

原因となっている個所がどこからくるのか?
原因となっている個所の機能不全と体幹の不安定との関係性は?

この辺をクリアーにしておかないと、結果は出たりでなかったりではないでしょうか。

話を戻しまして、PFか?FTか?ですが、
PFであれば、
しっかりとPFの触診を行い、疼痛の有無を確認します。同時に、PFのmobilityも確認が必要です。
さらには、膝蓋腱の向きと脛骨粗面の位置も確認しておくとよいでしょう。
動作との関連は、Quadのeccentricな収縮が大きく関与します。
当然のことながら、Quadのeccentricな収縮では、patellaの大腿骨側への圧迫が強くおこりますので。
この様なことをPFかどうかの判断基準に持っていきます。

(続く)

すいません。予想以上に長くなってしまいましたので、続きは次回にします。

本日も読んでいただき、ありがとうございます。