M’s PT Conditioning

2010年開幕


みなさん、明けましておめでとうございます。

さて2010年になりました。
みなさんは、今年一年をどのように送るのでしょうか?

この5年くらいは、理学療法士にとっては激動ではないでしょうか?
どの意味で激動かというと、あまりに多くの情報が理学療法士にとっても、
その周りの環境にとってもです。

さらには、理学療法士と他の職種との境界もなくなりつつあります。
そのような世界、環境の中で理学療法士として、どのようなアイデンティティをだした仕事や
社会の中でのアピール、すなわち社会貢献ができるのでしょうか?

独立をして仕事をしていると、理学療法士があまりに世間に対するアピールや
知名度が低いと感じざるを得ません。
理学療法士の仕事が誇れる仕事であるにも拘らず、ある意味では理学療法士の仕事の正確性に
社会がついてきていないとも言えるかもしれません。
それは、我々の責任でもあります。

どのようなことかと言いますと、

いつかこのブログでも書きましたが、メディアは、「骨盤がズレているから、腰痛がおこる」や
「骨盤のズレを“治して”、ダイエット」などと言っています。

それが“正しくない”ことや“実際に証明もされていない”ことも、我々は知っていますが、
世間では残念ながらその間違いを認識していません。

新年早々、気が重い話ですが、それが現状であります。

それでは、我々理学療法士はそんな世界でどのような方向に進んでいけばよいでしょうか?

例えば、変形性膝関節症という疾患があります。
症状としては、立ち上がる時や、階段の上り下り、歩行の時の痛み、ROM(関節可動域)の低下
などが主なものです。

一般的な運動療法の対策としては、Quad(特にVMが着目されます)の筋力回復に努めます。
後は、殿筋群や最近ではコアexが盛り上がっているので、コアexも行うでしょうか。

このような方法で、炎症や疼痛が強ければ、まずは内服やOKCを中心とした筋収縮で
疼痛をコントロールします。
最初疼痛が落ち着いてしばらくすると、
「大分痛みは落ち着いたのですが、まだ階段を降りるときに痛いんです。」
と言われることが多々あります。

そうなると理学療法士としては、もう一度VMを中心としたQuadの筋収縮を入れるところから
開始することが多いのではないでしょうか?

ですが、本当にそうでしょうか?

ものすごく前置きが長くなりましたが、2010年は改めて

“抗重力”

をテーマにしていきたいと思います。

先程の話に戻ると、階段を降りるという動作の中で、最初の筋収縮が入るのであれば、
実際の動きの中での評価、つまりは膝の屈曲時のQuadのeccentricな収縮を動作の中で
機能しているかの評価をしていかなくてはなりません。

昨年の年末にも書いたのですが、これが

“相手をどう動かす?”

につながっていくのです。

新年早々、対策ですね。

仕事はじめまで、もう少し時間がありますので、年末にためこんだアルコールを抜きつつ
来年の仕事に思いをはせるとします。

それでは2010年も、よろしくお願いいたします。